気になるむくみは何科を受診?
足のむくみ、顔のむくみ、全身のむくみ(浮腫)、病気を心配することも多々あると思います。医療機関では、どこの科を受診すれば良いのでしょうか?
まずは、むくみ科というのは効いたことが無いですし、どこへ行けば? というのは気になりますよね。
むくみ(浮腫)は、何かの結果としての症状であり、一過性のものなら別ですが、病的なひどいむくみであれば何か原因があります。
その原因によって、専門としている科は違ってくるのですが、まずは内科を受診してください。その後、原因や状態によって専門の科に紹介するという流れが一般的でしょう。
まずは、内科にて一通りの検査など受けて、原因となる疾患を探って貰って(あるいは病気では無いと確認して)ください。
尿にタンパクが出て(尿たんぱく)、血液からはタンパクが減っているという状態や、尿を作る機能が落ちて、むくんでいると思われる場合は、腎臓の病気を疑います。
「腎臓内科」が専門の科となりますが、循環器科、内科などでも良いでしょう。
心臓の病気などで、心ポンプ機能が低下してむくみが生じている場合などもあります。
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全身に血液を送るための働きをするのが心臓なのですが、ポンプ機能が落ちると血液や水分が末端から戻りにくくなり、むくみ症状に陥るケースが多々あるのです。
胸のレントゲンなどで心臓が拡大して見えたり、採決の結果で心不全マーカー値が上がっていたりした場合は、心臓の病気を疑います。心臓の病気は「心臓内科」や循環器内科となります。
血清アルブミン低下によって、むくみが引き起こされている場合は、肝臓機能を疑います。
肝臓で生成されるアルブミンという蛋白には、血管と細胞の間の水分調整をする作用があるので、アルブミンが減少するとむくみになるのです。
採決によって血中のアルブミンの数値が低かったり、超音波検査で肝臓機能に問題が発見されたりすれば、肝臓の病気を疑うことになります。「消化器内科」が治療の専門になります。
甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの問題により、むくみ症状が発症します。
甲状腺ホルモンは全身の細胞の代謝を促すといあう作用もあり、分泌が減るとむくみやすくなります。甲状腺でのむくみの場合は、指で押しても凹みがつかないのが特徴です。
採血で甲状腺ホルモンの機能艇があれば、「内分泌科」などの専門となります。
下肢静脈瘤など、足の静脈に瘤(コブ)ができてしまう病気は、むくみとも深い関係があります。静脈の弁が機能せず血液が心臓に戻れなくなるので、血液がうっ血して血管が凸凹し静脈瘤となります。
他の病気などが無く、静脈(血管)のみの問題となれば「血管外科」で手術することもあります。
服用している薬の副作用で、むくみが出てくるケースもあります。
ロキソニンやボルタレンなど非ステロイド性抗炎症剤の痛み止めや、糖尿病の薬剤など一部のホルモン製剤などの副作用のケースもあったりします。
服用中の薬がある場合は、まずは主治医にむくみについて相談してみてください。
むくみは、さまざまな結果としての症状なので、原因はいろいろです。病気もいろいろですので、むくみが気になったら、まずは一般的な内科を受診して相談してみてください。
内科にて、想定されるさまざまな検査などを実施して、必要に応じて治療がなされます。更に状態やレベルによって、専門の科に紹介される場合もあります。