むくみの原因としては「冷え」「水分過多や水分不足」そして「運動不足」があります。
腎臓や心臓などの機能的な病気で無いむくみの、日常生活の中での三大要因とも言われています。
むくみが生じるメカニズムとして、血行が悪くなって血流が減り、リンパの流れも悪くなって、全身の末端に流れた栄養や水分が戻りにくくなるので、細胞組織にしみでた水分の回収もスムーズにできず、むくみとなります。
血行が悪くなる原因として、冷えや運動不足があげられるのですね。つまり、冷えを改善し、運動不足が解消されれば、むくみも解消され、むくみにくい身体になります。
なぜ運動不足からむくみが生じるかというと、むくみの原因である水分やリンパ液は筋肉によって流されているので、筋肉が減ったり筋力が落ちると、リンパを流す機能が落ちるからです。
筋肉には、血管やリンパ管などを収縮させて、押したり引いたりしつつポンプのように血液やリンパ液を流す作用があり、「筋肉ポンプ」「筋ポンプ」とも呼ばれています。
わかりやすいのは、足のふくらはぎの筋肉ポンプ機能でしょう。
足先にまで廻った血液やリンパは、心臓へ戻らなくてはならないのですが、長時間立っていたり、デスクワーク等で座ってる時間が長いと、重力の関係で下から上へ戻るのは難しくなります。
主にふくらはぎの筋肉がポンプとして働き、下から上への流れをスムーズに機能させていきますが、筋肉量が低下している場合はポンプ機能が落ちるのです。
ふくらはぎの筋肉ポンプが機能しないと、血液やリンバを戻しにくくなり、冷え性やむくみという状態になります。
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運動不足によって筋肉が減ることになるので、筋肉量を減らさないように適度な運動が必要となります。筋肉ポンプが作用すれば、血流も増えて血行も良くなるので、冷えの改善にもつながりますね。
冷えもむくみの原因となりますから、冷えの改善はむくみの甲斐性にもなって、相乗効果も期待でき、良い循環になるのです。
特に足のむくみなどには、ふくらはぎを鍛えて筋肉ポンプを活用することが有効で、同じ姿勢を続けるよりも途中で歩いたり、休憩中に屈伸したりすると、むくみ予防にもなります。
積極的に筋肉をつけ、運動不足を解消したいところですが、実は運動した後にむくむという訴えもあります。むくみ解消の為に運動するのに、余計にむくみ症状が悪化したりすると本末転倒ですね。
普段あまり動かさなかった筋肉を急に激しい運動などで動かした場合に、筋肉疲労のように負荷が大きくなり、一時的に水分を筋肉に貯めこんでしまうという症状がおきることがあります。
旅行などで急に長時間歩いたりしたときに、足がむくんでパンパンになるというケースも、このパターンなのです。
急に動かされた筋肉が負荷を緩和しようとして水分を取り込む作用で、膝に水が溜まる現象なども同様の現象と言えるでしょう。
運動後のむくみは、一過性で一時的な現象なので自然に改善されるのですが、運動してむくみ症状が悪化したとして、運動を止めてしまう人も少なくありません。
ただ、この運動後の一時的なむくみは、筋肉が作用した証拠のようなものでもあり、継続して運動することによって筋肉が定着してきます。
ここで運動を止めてしまうと、冷えもむくみも改善できませんので、ウォーキングなどの軽い運動で良いので継続することが大切です。
できれば、無理のない軽い運動からはじめて、日常的に運動する習慣づけることによって、運動不足の解消とむくみ症状の改善をしていくことをおすすめします。