下半身のむくみ
脚のむくみ、下半身がむくみやすいという人は、多いですよね。
特に夕方になると脚がむくむのは、一般的なことで珍しいケースではありません。
一日中歩いていたり、動いている人よりも、オフィスなどで一日座った状態でいる人の方が脚がむくみやすいようです。
脚や下半身がむくみやすいのは、重力と大きな影響があります。
要は、立ち仕事などで長時間立っていたりすると、脚元に血液が集まるというか、下がるわけですが、その血液が心臓へ戻ってきずらいのです。
通常なら、全身に(脚元や指先まで)廻った血液が心臓へ戻ってくるのですが、戻ってくるのが鈍くなることによって、むくみが生じます。
立っていたりすると、脚元にめぐった血液を重力に逆らって心臓へ戻すということになります。
下半身や脚のむくみの原因は脚、特にふくらはぎに余分な水分が蓄積した結果のため、利尿剤のラシックスでおしっこを沢山排出してむくみを解消できます。
ふくらはぎが脚のむくみの原因
その重力に逆らって戻すためのポンプ機能は、主にふくらはぎにあるのですが、年齢とともにポンプ機能が落ちるのです。
子供の頃や若い頃には、特に脚のむくみを気にして無かった人が、年齢とともに気になってきたというのは、このパターンですね。
脚ふくらはぎのポンプ機能は、筋肉によって動作していて「筋肉ポンブ」とも呼ばれています。
筋肉が落ちるとポンブ機能は落ちて血流が落ちるので、加齢や運動不脚などで筋肉が減ることが、脚のむくみの大きな原因です。
歩いているとポンプはスムーズに動作しますから、歩いている場合はむくみにくいのですね。
脚先の冷え性の改善も、ふくらはぎの筋肉ポンプを活用して血流をよくすることなので、むくみと冷え性は同じ仕組みとも言えるでしょう。
全身に廻った血液とともに、さまざまな栄養分が運ばれるのですが、その際に水分が血管に戻りにくく、末端の細胞に滞ることによってむくみは生じます。
血行が良い場合は血流にのって水分も戻りやすいのですが、冷え性などで血行が悪いと水分も滞りやすくなります。
脚のむくみを改善するには?
脚の冷えやむくみの場合は、ふくらはぎや太ももの筋肉ポンプが働きが悪くなっているためにおこります。
歩いたり屈伸することで、筋肉ポンプを働かせて血流を改善する、リンパの流れを改善することが、冷え性やむくみの改善にもつながります。
立ち仕事の代表として、エレベーターガールの方に休憩時間に軽い運動をして貰ったデータでは、「屈伸する」「青竹踏み」「脚枕」の順で、脚のふくらはぎのむくみ改善に一番効果があったのは屈伸でした。
オフィスなどのデスクワークがメインであっても、なるべくトイレに立って歩いてみたり、階段を使って書類を届けるとか、トイレでこっそり屈伸するなどをすると、むくみ予防に効果的かもしれませんね。
オフィス仕事でずっと座っている場合はむくみ解消のトレーニングを定期的に行ってふくらはぎのリンパの流れを改善しましょう。
下半身がむくむ、脚がむくむのは、「下腿浮腫(かしふしゅ)」とも呼ばれて、多くの女性たちが辛い思いをしています。
弾性ストッキングで脚のむくみ防止することもできます!
昼間に弾性ストッキングを利用することによって、一般的な普通のストッキングよりも、脚のむくみ予防になります。
自宅でのリラックスタイムや、睡眠時に履くような脚をスッキリさせる長靴下のような商品もありますね。
自前の筋肉ポンプでは追いつかない、間に合わないような場合には、活用するのも良いでしょう。
太ももを含めて、下半身全体がむくんでいるような場合は、股関節のストレッチ等でリンパの流れを改善するのも良いですね。
脚の付け根あたり、お尻側では無く太ももの内側は、太い静脈とリンパが流れていますので、この流れを改善するとむくみにくくなるのです。