ラシックスの詳細と入手方法
ループ利尿剤のラシックスは処方薬です。よってむくみを改善するため薬局で手軽に手に入る医薬品ではありません。
ラシックスの入手方法は二つあります。
- 医師の診断を受けて医師の判断で利尿剤としてラシックスを処方してもらう
- 個人輸入で海外からラシックスを通販購入する(この場合処方箋は不要)
一つ目の入手方法が一般的ですが、近年においては特に女性がむくみを手軽に改善する目的でラシックスの処方を求める方が急増したため、そういった用途での処方がされにくくなりました。
そこで利用者が増えた入手方法が医薬品の個人輸入です。特にシンガポールのくすりエクスプレスは老舗の個人輸入代行でラシックスも取り扱われています。
「ラシックス」はもっともよく使用されている「むくみ取り」のお薬です。
ラシックスについて
即効性があるので、朝起きたときに気づいた顔のむくみや足のむくみの対処にも適しています。
利尿剤は、腎臓に作用して尿の排せつをうながすお薬です。
尿の量を増やして余分な水分や塩分を体外に出すはたらきがあります。
それによって、むくみを取る、血圧を下げる、心臓の負担を減らすなどの効果があります。
むくみは皮下組織の細胞間液が過剰になっている「浮腫」という症状です。
利尿剤で尿の量を増やすことによって浮腫は解消します。
また、血管内の水分量が増えると血圧が上がり、心臓に負担がかかります。
利尿剤は尿を増やすことで過剰な水分を排泄してこのような症状を改善するので、高血圧や心不全の治療にも使われます。
ラシックス(別サイトが開きます)は「ループ利尿薬」と呼ばれるお薬の1つです。
ループ利尿薬は、利尿剤の中でもっとも強い利尿作用があることと、腎臓に負担をかけないで尿の量を増やすので、利尿剤を使うときの第1選択になるお薬です。
ある程度腎臓の機能に障害がある人でも使用が可能です。
腎臓はまず、球糸体という所で血液をろ過して「原尿」を作り、次に尿細管という所でもう1度尿をろ過して尿を作ります。
原尿は1日に100?以上も作られますが、その大部分は尿細管で血液に再吸収されるので、1日の尿の量は原尿の100分の1の1〜1.5?ほどになります。
尿細管のうちのヘンレループ呼ばれるループ状に湾曲した部分では、原尿の水分と塩分(ナトリウム)を再吸収しています。
ラシックスなどループ利尿薬はヘンレンループが塩分と水分を再吸収する作用を抑制して、尿の量を増やすはたらきがあります。
ヘンレンループは「ナトリウムの運び屋」と呼ばれていますが、ナトリウムはつねに水分といっしょに動くので、水分の再吸収も抑えられるのです。
ラシックスの有効成分のフロセミドは、ループ利尿薬の中でも即効性があり、短時間作動型という特徴があります。
そのため、朝起きたときの顔や脚のむくみをすばやく解消します。
ラシックスがテレビキャスターやモデルにも使用されている理由は、この即効性にあります。
利尿作用が強いわりに血圧を下げる作用は他のループ利尿剤よりも小さいので、めまいなどの副作用が少ないのも特徴です。
排尿量が増えるので、尿路結石を排出する目的でも使われることがあります。
排尿を促進する利尿剤のラシックス(フロセミド)は個人輸入で入手できます>>
ラシックスの飲み方
製造メーカーのラシックス(フロセミド)添付文書をお読みください。また、服用にはかならず医師の指示のもと正しく行ってください。
むくみを抑えるために頻繁にラシックスを服用することは健康を損なうことにつながりえますので、注意してご使用ください。
むくみの治療にラシックスを使用する場合は、1日1回、朝に40〜80mgを服用します。
症状に応じて昼も服用できますが、夜は夜間の尿の量が増えるので服用しません。
服用後約30分で効果が現れ、約6時間効果が持続します。
むくみに気づいたときの頓服としても、慢性的なむくみの治療にも使用できます。
慢性的なむくみには、症状に応じて毎日服用する飲み方と1日おきに服用する飲み方があります。
服用上の注意点と副作用
ラシックスを飲むと尿の量やトイレの回数が増えるので、交通機関を利用するときは注意してください。
夜間は服用しないようにしましょう。
まれにお薬が効きすぎて脱水症状や低ナトリウム血症を起こすことがあります。
体がだるい、喉が渇く、意識がもうろうとするなどの症状が出たら、スポーツドリンクで水分と電解質を補給してください。
用量を守っていれば熱中症のような重症の脱水症状になることはありません。
ラシックスはカリウムの再吸収もある程度ブロックするので、長期間服用するときはカリウム不足に注意する必要があります。
低カリウム血症になると、身体がだるい、筋力が低下する、動悸がするなどの症状が出ます。
果物などでカリウムを補給する必要があります。
降圧作用は低い方ですが、人によってめまいや立ちくらみを起こすことがあるので、車の運転や交渉の作業には注意が必要です。
糖尿病の人は、ラシックスを服用すると尿に排泄さる糖分が増えることがあるので注意が必要です。
痛風の人は、ラシックスを服用すると尿酸の排せつが滞って尿酸値が上がることがあるので毎日服用するときは注意しましょう。
ラシックスを飲むと、まれにですが人によって血圧が下がりすぎてめまいを起こすことがあります。
車の運転をふくめ危険をともなう機械の操作、高所作業の時は十分に注意してください。
高血圧で降圧剤を服用している人は、ラシックスを使えるかどうか医師に相談してください。
ラシックスに併用禁忌薬はありませんが、注意が必要な薬はあります。
頭痛薬などの鎮痛薬とラシックスを併用すると利尿効果が弱くなる場合があります。
心臓の薬のジキタリス、気分安定剤のリチウムと併用すると中毒症症状が出ることがあります。
この他にも併用注意薬はあるので、現在なにかのお薬を飲んでいる人は、ラシックスを飲めるかどうか医師に問い合わせてください、
その他、発疹やじんましん、食欲不振などの副作用が報告されています。
きわめてまれですが、難聴や不整脈、重い皮膚病なども報告されています。
むくみ取りに使われるラシックス
悪化した「むくみ(浮腫)」を治療するには、主に利尿薬(利尿剤)が使われます。
利尿剤とは、腎臓に働きかけて過剰な水分を尿として体外に排泄させる作用のある薬です。
むくみをとる効果もありますが、血圧が高い人に対して血圧を下げるという効果のある薬で、高血圧の人にもよく使われる薬です。
利尿剤の「ラシックス」は、尿の量を増やして、むくみを改善し、血圧を下げる薬です。高血圧の治療に主に利用されていますが、腎臓機能が低下している人にも処方されたりもします。
ラシックスの成分であるフロセミドが腎臓に作用することで、血液内の水分を回収して尿量を増やし、むくみをとるとともに、血圧を下げるので心臓の負担が減ります。
心不全などの場合は、肺に水がたまってくることにより呼吸が辛くなったりすることもあります。心臓・腎臓・肝臓などの病気によって、むくみ症状が引き起こされている場合の治療にも、使用されています。
ラシックスなど利尿剤を夕方以降に服用すると夜間の頻尿(就寝時に尿意で目が覚めりする)が激しいケースも多いため、主に午前中に服用する薬です。
お酒を飲んだ翌朝や生理前など朝起きて顔がパンパンにむくんでいることが多いため、やはり朝に利尿剤でむくみを緊急に解消するのが一般的です。
朝のテレビに出るニュースキャスターや芸能人などは朝のむくみ取りに利尿剤を使っていることでラシックスが有名になりましたね。
比較的若い女性に多い「特発性浮腫」は、体内の循環機能が自律神経バランスの不調によって「むくみ(浮腫)」が悪化しているケースです。
「特発性浮腫」では、対処療法として利尿剤「ラシックス」を使用して、治療することがあります。
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対処療法なので、とりあえず酷くむくんでしまった体内の辛さを改善しつつ、自律神経バランスを整えていくことが大切になります。
心不全や腎不全にも、ラシックスなどループ利尿剤を使用するのが一般的ですが、血清カリウムやナトリウムが低下してしまう場合もあります。
利尿剤を服用すると、血液中の水分を尿として排出するので、体内を循環している血流の量を減らすことになります。
血流量が多くて働きすぎていた心臓機能の負担を減らすことになり、肺の循環も改善され、心肺機能不全による悪循環を解消してくれます。
身体全体の循環体液が減ることになり、血管外の体液も減ってくれるので、むくみ(浮腫)も改善するというメカニズムです。
利尿剤は、体内の水分バランスを調整している腎臓に直接働きかける薬剤で、強制的に体内から水分を追い出す作用があります。
効果が強いということは、その効果による弊害や副作用も強いということです。
利尿剤を使用すれば、利尿効果で一時的に体内水分が減るので、むくみが改善し、体重も落ちたりします。
人間の身体の大部分は水分なので、強制的に体内の水分を排出させれば、減量するボクサーが水分の制限をしたりするのと同じように、体重も減るというのは分かりますよね。
ただし、あくまで一時的な効果であり、利尿剤ラシックスの使用によってホルモンバランスが変わってしまい、かえってむくみが生じるという弊害もあります。
下剤の常用や乱用と同じように、利尿剤を常用したり乱用すると、余計にむくみが悪化して、また使用量が増えるという悪循環に陥る人も存在します。
特に、摂食障害の人が下剤乱用や利尿剤乱用の「負のサイクル」にハマってしまうケースが少なくないようです。
摂食障害の根源でもある「排出衝動」「やせ衝動」を刺激してしまうので、抜け出せなくなってしまうのですね。
腎臓に直接働きかける利尿剤は、腎障害を引き起こす可能性も否めません。
利尿剤の乱用によって、低カリウム血症を引き起こし、身体の筋肉異常で身体がこわばって動けなくなり救急搬送されたケースもあります。
体内水分が減ると、熱中症や脳梗塞のリスクが高まるというのもありますね。
手足などむくみが酷い場合や、緊急的に朝のむくみを改善するなどをおいて、病気ではない軽度なむくみ、ダイエットや美容的な目的での安易な利尿剤使用は危険です。