むくみ 腎臓病

むくみと腎臓病の関係

むくみと腎臓病の関係

むくみ症状の原因として、腎臓の病気は一番多いものです。

 

むくみと腎臓病

手足や顔にむくみが現れた場合は、まず腎臓機能を疑って、腎臓病でないかどうかの検査を実施します。

 

「腎不全」「ネフローゼ症候群」「急性腎炎」などの可能性があるからです。

 

それらの可能性をつぶして、他の病気(心臓や肝臓など)を疑っていきますが、薬の副作用など薬剤性のむくみのケースもあります。

 

肝臓は身体の化学工場と呼ばれていますが、腎臓は「水分ろ過工場」「水分の貯蔵庫」とも呼ばれています。

 

リンパ液や水分の代謝を行うのが腎臓で、食物から摂取した栄養を全身で使った後に、ろ過して不要な水分等を尿として排出するための分別場所のようなイメージですね。

 

腎臓にて、必要な栄養素と、不要なものをフィルターのように区別して、水分をろ過し尿にするという仕組みです。

 

例えば、腎不全などでは、余分な水分やナトリウムの排出をするはずの腎臓が、きちんと機能しなくなってしまうために、むくみを発症します。

 

ネフローゼ症候群は、腎臓機能の問題によって、血液中に含まれるタンパク質(特にアルブミン)が大量に尿中へ出てしまうことで、血液中のアルブミン濃度が大きく低下し、血液中の水分が細胞組織にしみでることとなり、むくみとなります。

 

腎臓には、ろ過機能とともに体内の電解質濃度を一定に保つ役割もあります。たくさん水分を取ると、血液の濃度がさがり(薄くなるイメージ)浸透圧が低下します。

 

脳が抗利尿ホルモンの分泌をコントロールし、薄い尿をたくさん排出するように指令を出します。逆に、水分を制限していると喉が渇いたりすると同様に、濃い尿になり量も減らしたりする指令を出します。

 

この尿の濃さなどの脳からの指令を受けて、実際にコントロールして働き、体内の電解質濃度を一定に保つのが腎臓の仕事でもあるのです。

 

腎臓の働きがスムーズにできなくなると、尿のコントロールや、体内の電解質濃度が保てなくなり、細胞組織にしみだした水分や体液の回収機能にも問題がでます。

 

そのために、むくみ(浮腫)という症状になってしまうのですね。健康な人の場合は、1分間に約5リットルの血液が心臓から送り出されています。

 

腎臓には1分間に約1リットルもの血液が流れ込んでいて、心臓から流れ出る血液の約1/5ですが、腎臓の大きさは体重の約1/200なので、ろ過機能をフル回転させているような状態です。

 

つまり、腎臓は体内で最も血液の流れの多い臓器で、かなりな負担が課せられているとも言えるでしょう。腎臓に負担の多い食生活としては「添加物の多い食品」や「塩分のとりすぎ」があります。

 

インスタント食品とむくみ

インスタント食品や、スナック菓子、ダイエット用の食品など、添加物の多い食品ばかり食べていると腎臓には負担となります。調味料や加工食品なども塩分は控えめなタイプを選びたいですね。

 

「白い精製食品」白砂糖や白く精製された小麦粉などの食品も腎臓の負担になりやすいとされています。腎臓は、腹部というよりも背中側に位置していて、腰が痛いのと勘違いしている人もいます。

 

腰痛だと思っていたら実は腎臓が腫れていたとか、痛みを持っていたというケースも多々見受けられるのです。

 

むくみがあって腰が痛いような時は、腎臓も疑って内科を受診してみてください。

 

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